教えてあげたい、世界中の全ての人が安全な食べ物を口にできるようになってほしい・・・ということを、真剣に考えていらっしゃる、太い信念が感じられたけれど、決して強引でなく、穏やかな表情、優しい口調で話されました。思いを伝える、ということが、これもまた自然だったことです。
自然農法(栽培)は、素晴らしいと思います。
椿館のバラは、無農薬、(鉢植えのものは、ほぼ)無肥料 です。
私はどちらかというと、原理がわからないし、肥料に何が入っているか自分でチェックできないので、生ごみを埋めて
発酵が終わった頃の土を混ぜたり、くん灰を混ぜたり、なんとなく、土がほくほくする、という感覚がいいかなぁ、と思ってやっています。
顔のお化粧も殆どしません。薬を飲むのが嫌いです。
肥料も同じで、何か問題があったとき、原因が何かが解らなくなるのがわずらわしいと思ってしまうからです。
どちらも随分お金がかかりますし。
顔にシミができる ⇒ 化粧品が合わないせい? 日焼け止めが弱すぎる? 体調のせい?・・・
⇒ 化粧品を変える? 強い日焼け止めにする? 体調にもっと気を使う? ・・・
治らなければ・・ ⇒ 化粧品は変えなくてよかったの? もっと高い化粧品がいい? ・・・⇒ ストレスだらけ
顔にシミができた ⇒ しょうがない ⇒ なるべく帽子をかぶろう ⇒ お金も時間もかからない ⇒ストレスフリー
薬を飲んで、その副作用のために胃薬を飲んで・・なんて、怖くてできないです。
一時的ならまだしも、それに継続的に頼らないと生命の維持ができないのも、なんだか悲しい気がします。
でも、今の世の中は、そういう歪みだらけですよね。
その場しのぎの仕事や見かけだけ取り繕うことには、行き詰まりが来ると思います。
よからぬ方向に向いて、しょうがないから土に深く埋めて隠す、と言ったところでしょうか。
また、「自然」なら何でもいい、ということも思いません。
だって、いまさら、じゃないですか。。
椿館のバラは、病気にならないです。黒点病は、けっこうあるかな。。でも、ハングリー精神たっぷりだから。笑。 鉢植えなのに水遣りもサボるので、さすがに、「花だらけ」にはなりませんが。。汗。
木村さんの講演を機に、自然栽培で彼のあのリンゴのようにたわわにバラの花を咲かせてみたい。
著書の中で、アブラムシを豪快に食べる虫がいて、名前がわからないから「木村虫」とつけようか、なんて箇所がありました。講演の時にはもう判明したようで、アブの幼虫とおっしゃってました。
欲しければ青森から出張させますよ、なんて、笑いをとってましたね。
大丈夫、こちらにもたくさんいます。あの妖怪のような虫は、バラおたくなら必ず知ってる(笑)、ヒラタアブの幼虫です。成虫は一見ミツバチに似ていますが、バラの花の周りでよくホバリングしていますよ。
アブラムシに寄生する蜂とか・・
椿館の庭にも生態系があります。
さてさて、
降りてゆく生き方、にも出てきました、
腐敗と
発酵・・・以前も書きましたが、この言葉は、人間の驕りに感じてしまうのです。
どちらも生物の生息の状態です。環境保全とか・・・出てくるけれど、カビは敵、というのがカビがかわいそうで。。お米の
腐敗実験も、カビが生えて悪臭がする、というのがありました。そりゃ、私もカビが生えていないお米の方が大好きですけれど。
腐らないリンゴ・・・これを「魔法」という人がいたので、それは危険な気がして。
酵母が棲んでいる
りんごには、酵母がガードしているから、カビがつきにくいということで、青森は涼しいから名古屋辺りと比べてカビも生えにくいように思えるし、カビが生えたとしても、それはカビが「生きて」いるわけで、悪ではないと思うのです。
ただ、生産、販売するのであれば、カビが生えない方が都合がいいです。
科学的な根拠が知りたい。
例えば・・有機栽培は、肥料分が果実に残ったりして、たんぱく質が多くなる・・とか、その理由を知りたいと思いました。
以上、考え方としての私の意見です。後の映画で、もしかしたらその辺りのことが科学的に説明されたかもしれませんね。私は途中までしかいなかったものですから。。
木村さんの実験やお話は、真実なんだと思います。そして真剣だとも思いました。
そして私は真剣に聴いて、真剣に考え、彼の教えてくださることをたくさん吸収したいと強く思っています。
講演後の感想は・・・あたたかくて、無邪気で!! 何より・・・虫が好き、という人には強く惹かれます。
本を読んで想像していたとおりの人で、出かけてよかったです。
まずは、
椿館のクラブアップルをどう料理しようか。。

これといったぴったりの画像が無いし、
なんか固めの内容になったので、ゆっきー、桃尻マスコット、貸してね~!!

桃尻・・ 彼も自然体のデザイナーです。